塩分の取り過ぎで血圧が上がる!効果が期待できるお茶は?
「塩分の取り過ぎは、体に悪い!」とよく聞く話だと思います。
塩分を取り過ぎることで、身体に及ぼす影響は様々ですが、中でも塩分の取り過ぎですぐに思い浮かぶ症状として、血圧が上がる「高血圧」があります。
血圧が上がる事で、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの病気になってしまう可能性が高くその治療や予防のためにも、塩分を控えるようにいわれています。
今日は、血圧が上がる原因にもなる塩分と、治療や予防に効果的なお茶についてお話しさせて頂きます。
血圧と塩分
血圧が上がる事で、身体に様々な病気の可能性がでてきてしまうため、血圧が上がる原因と言われている『塩分』に対して基準量を発表しています。
厚生労働省が発表している1日の塩分摂取量
成人男性 8g未満
成人女性 7g未満
なかなか、少ないですね…
コンビニのお弁当やインスタント、ファーストフード、外食などをしていたらあっという間に超えてしまいそうな量です。
しかし、WHO(世界保健機関)ては、2025年までには1日の塩分摂取量を今よりも少ない1日5g未満にしていく事を目標に発表しているようです。
今や、世界的に塩分による身体への影響が問題視されているのです。
ちなみに、血圧が上がり高血圧になってしまった場合、1日の塩分摂取量は6g未満となっていて、小さじ1杯の量しか取らないようにと指導されてしまいます。
❏塩分の取り過ぎにより血圧が上がるのは?
外食などで塩分の高い食事をした時に、あとから気付いたら「やたらと喉が乾いて仕方ない!」という経験はありませんか?
一般的にわかりやすい外食メニューとして、ラーメンなんかは汁まで飲んでしまった時には喉が乾くのではないでしょうか?
私は、何故だがラーメンよりお寿司を食べに行った後に毎回喉が乾いて水をがぶ飲みしてしまいます。
お醤油のつけすぎですかね?
このように、塩分を必要以上に取ってしまうと私達の体の中では血液の濃さを一生懸命に薄めるために通常に戻そうとしてくれます。
そのために、血液中の水分を多くしようと頑張る事で、血液の量が増えます。
しかし、血液の量が増えることで血管がパンパンな状態になってしまい血管に圧力がかかってしまい「苦しい〜」と言う状態になって血圧が上がってしまいます。
一時的なものですぐに、血圧が下がって通常の状態にもどってくれれば問題はないのですが、塩分の取り過ぎの状態が続くと高血圧になり、そこから心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病など血液に関係する病気につながり大変な事になってしまいます。
このような自体にならないように、またはなってしまって血圧を下げようと改善しようとしている方に、おすすめの『血圧を下げてくれるお茶』をいくつか、ご紹介していきます。
血圧を下げてくれるおすすめのお茶
血圧が上がってしまうと、食事制限や運動、薬などで改善していく事をすすめられます。
食事での塩分を気にしてメニューを考えたりと大変ですが、勿論食事制限や運動などをしていく事は大切です。
そこで、気軽に口にすることのできるお茶を毎日の習慣として取り入れてみたらいかがでしょう。
何事も続ける事で、成果がでます。
続けやすいくて美味しい血圧にも効果的なお茶をご紹介します。
❏緑茶
私達にとって身近な緑茶には沢山の成分が含まれています。
カテキン類、カフェインは有名ですが、その他にもアミノ酸、ビタミン類、ミネラル、食物繊維などなど様々な成分が含まれているのですが、血圧に関係する成分は次の通りです。
・カテキン…血圧、血中コレステロール、血糖の上昇のを抑えてくれます
・カフェイン…利尿作用、持久力、代謝促進、疲れを回復、眠気覚まし
・アミノ酸…脳神経機能のバランス調節
・サポニン…血圧上昇を抑える作用
・ギャバ…血圧上昇を抑える作用、脳神経機能のバランス調節
上記以外でも、生活習慣や美容などに良い成分が沢山緑茶には含まれています。
このような成分から、血圧を上げないためには緑茶がおすすめです。
さらに、利尿作用もある事から体のサイクルも良くしてくれます。
ただし、体を冷やしてしまう効果もありますので、大量に飲むことは避けましょう。
手軽に買えるペットボトルの緑茶には、塩分が多少入っているため飲み過ぎには注意しましょう。
ちなみに、私は緑茶でも深蒸し茶が大好きです。
作り方が少し違うだけで、成分はほぼ変わりませんので是非飲んでみてください。
❏そば茶
高血圧、脳梗塞、糖尿病の予防に効果的です。
そば茶は、なかなか日常的に飲むことが少ないと思いますが血圧を下げる効果が期待できます。
そば茶の成分には、ルチンが大量に含まれているために血液の流れを良くしてくれ、血を綺麗にし、血管を丈夫に保つはたらきをしてくれます。
その為、血圧改善の効果や、冷え性などにも効果的です。
また、インスリンの分泌の効能がある為、血糖値を下げてくれる効果が期待できます。
蕎麦にはアレルギーがある為、そばアレルギーの人は飲まないようにして下さい。
❏ドクダミ茶
個人的には、少しだけ癖がある味のするイメージのお茶なのですが、ドクダミ茶は昔から毒出しとして万能のお茶として飲まれていました。
ドクダミ茶には、体内で取りすぎてしまった塩分を尿として出してくれる働きをしてくれます。
その為、血圧改善に効果的です。
さらに、ドクダミ茶に含まれている成分には、血管を強くして血液の流れをよくしてくれる作用もあります。
その他にも、糖尿病、心臓病、胃潰瘍、膀胱炎などにも効果が期待できます。
❏柿の葉茶
柿は栄養が沢山詰まっている果物として知られていますが、柿の葉茶にも血圧の改善に役立つ成分が豊富に含まれています。
ドクダミ茶同様に、血管を強くしてくれて善玉コレステロールを増やして血液の流れをよくしてくれるうえに、体の中の塩分を減らして尿として出してくれます。
ドクダミ茶を飲む際には、飲み過ぎには下痢などになる可能性もありますので注意をして下さい。
1日2杯くらいを目安にお茶を飲みましょう。
まとめ
塩分の取り過ぎにより、血圧があがってしまう仕組みはわかっていただけましたか?
血圧改善には、生活習慣の改善や運動などが大切ですが、今日ご紹介した血圧をさげてくれるのに効果的なお茶を習慣的に取り入れてみてください。
お茶を飲む際は、急須を使いお湯から抽出する事を是非おすすめします。
お茶と共に香りも楽しみながら飲んでくださいね。